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高強度の耐熱樹脂「織部」

“Oribe” The resin of high hardness and heat resistance
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envisionTEC Perfactory4 × 織部
細かい部分が確認しやすい濃オリーブ色

トミカサイズで名車コスモスポーツを作ってみる
世界で初めてロータリーエンジンを搭載した量産車、
流麗なボディが美しいコスモスポーツです。

せっかくのパーファクトリー出力ですから、極力スケールディフォルメをせずにモデリングしてみました。
複製前提のトミカと比較するのは比較するのはアンフェアですが、非常にシャープでエッジの効いた出力になっています。

 

サイドのスリットもホイールのディテールも出ていますよく見るとマフラーの穴まで

1/60スケールのミニカーです。

ボンネット上部のスリットは幅0.2mm、長さ1.35mmと極小のものですし、ノーズ先端のエンブレムに至っては線幅0.06mmです。
そう考えると驚くほどの微細ディティールですが、実にカッチリと出力されています。
さすがにここまで極端な緩曲面を超アップで見ると積層が目立ちますが、実は人が触って分かるような段差ではありません。
サフ吹きや磨きで均すのは容易なレベルです。

超アップで見た緩曲面の積層

薄くても出ちゃいました① 下顎骨
ヒトの頭部にあるホネで一番頑丈なのがこれ。
頑丈といいつつ、異常に薄い部分があったりするのも人体の不思議です。

形状によって実現される強度らしいので、それを実感してみたいと思い出力してみました。
実物をスキャンするのが理想ですが、そんなもん無いので骨格資料を集めてなるべく忠実に眼力モデリングです。

下顎骨その1下顎骨その2

前歯の幅が2mmになるくらいに縮小しましたので、
薄い部分はもう透けて見えちゃいそうです。

その外縁部はなんと0.4mmにも満たない極薄構造。ですが普通に触っても折れそうな気配はありません。
磨きなどの後加工もそれほど神経質にならなくて済む程度の強度を持っています。
応力を考慮して厚みの配分を工夫すれば少々無理めな極薄モデルの出力も実用になりそうです。

下顎骨その30.4mmにも満たない極薄構造

薄くても出ちゃいました② スク水
フィギュア方面で極薄モデルといえば衣類です。
その中でも極めつけの薄地、スイムウェアにチャレンジしてみました。

もちろん複製をとることなどは考えず、ただ薄手出力の功夫を高めるためです。
再薄部で0.2mm、平均0.5mm厚の極薄造形ですが、強めに押しても歪まない、実にしっかりしたものになりました。
板状ではなく、形状としてループ状に閉じた構造はより強度が上がります。

再薄部で0.2mm、平均0.5mm厚のスク水front再薄部で0.2mm、平均0.5mm厚のスク水back

薄くても出ちゃいました③ 胸像
ループ構造よりもっと強度が上がるのはモノコック構造ですが、
このモデルは平均0.4mm厚のまさに外殻モデル。

もはや肉抜きというより薄皮造形と言えるたった2.5gのスカスカフィギュアなのに、触ると驚くほどの頑丈さです。
その軽さゆえムクモデルと違って破損することもありませんし、樹脂にとって避けることのできない収縮やヒケもほぼ皆無。
モノコック構造の強靭さと、パーファクトリーの薄物造形能力を再確認できました。

実は親指の第1関節分くらいの大きさしかありません平均0.4mm厚のまさに外殻モデル

未硬化樹脂が閉じ込められてしまいますから底部は開口しています。
完全モノコックでなくとも素晴らしい強度です。

このサイトの出力サンプルはすべてサポート柱をむしり取っただけの磨き無しモデルですが、ご覧のとおりサポート跡は最小限です。
サポート面に突起がなく断面が連続していることはもちろん、軽量なことが効いているのです。

サポート跡は最小限

食玩サイズにディティール盛り込み
旧ドイツのIII号戦車、Pz Kpfw 3 AusfのL型です。
実物の車体長が5.56mですので、48.5mmのこれはおよそ1/115。

サイズを無視してディティールを無理矢理詰め込んでみるのが今回の目的ですので、履板も幅4mmの苦行サイズです。
組み立てにはひどく集中力と根気を要しましたが、実際に手にとると、なんというか食玩に対するイメージと視覚情報にズレが生じて薄笑いが出てきます。

1/115サイズ 旧ドイツのIII号戦車、Pz Kpfw 3 AusfのL型履板も幅4mmの苦行サイズ

正直出るとは思いませんでしたが、0.2mm径の砲口もちゃんと出力されました。
しかも設計どおり6mm奥まで通ってます。

砲身含めて5cm程度の食玩サイズモデルで市販スケールモデルとほぼ同等の作り込みをしてみましたが、パーファクトリーと織部はしっかり応えてくれます。

0.2mm径の砲口もちゃんと出力されました砲身含めて5cm程度の食玩サイズモデル

1/8スケールのフィギュアはこんな具合
全身を出力すれば150mmのフィギュアを記事制作時間の都合上、
上半身だけ出力してみました。

下半身だけ出すよりは良いと思ったからです。
ご覧の通り、何ら問題のない美しい出力です。

1/8スケールフィギュア上半身front1/8スケールフィギュア上半身side

織部ってこんな樹脂
高強度・耐高温のタフな樹脂
ABS樹脂と比べるとその優位性は一目瞭然です。

これだけの強度と耐熱性があれば、宝飾やホワイトキャストモデルといった金属製品の複製で一般的に使われるラバーキャストに使うことができます。
これは原型を金属複製用ゴム板で挟み、熱と圧をかけて強引に型を作ってしまう工法で、原型の材質が強くなければとても耐えられるものではありません。
織部はラバーキャスティングの原型使用にも耐えられる強靭さをもつ、光硬化樹脂としては希有な存在です。

< 織部物性(2012年10月現在)>
引っ張り強度: 56MPa
曲げ強度: 115MPa
曲げ弾性率: 3350MPa
熱変形温度: 140℃
< ABS物性 >
引っ張り強度: 43MPa
曲げ強度: 68MPa
曲げ弾性率: 2250MPa
熱変形温度: 89℃


正確さと微細再現性も高レベル

また、黒兵衛※1とほぼ同等の寸法正確度、JIS規格嵌め合い公差C9クラスを実現しました。
50mmあたりの寸法誤差はわずか0.27mmです。

直径5.05mmの穴と5.0mmの棒直径5.05mmの穴に5.0mmの棒がピッタリ
直径5.05mmの穴に5.0mmの棒がピッタリ差し込めます。
つまり片側0.025mmのマージンで嵌め合い構造を設計できる寸法正確度ということです。
ちなみに彫り込まれている文字は線幅0.25mm、深さ0.25mmという細かさです。
微細構造の再現性についてもこれをご覧いただければ十分かと思います。

※1 デジモデでは現在特注のみの取り扱いです。
※2 配置の仕方、ポリゴンのジオメトリ構造などによって多少変動いたします。

※このページの出力サンプルは、すべて積層厚み50μmで出力されています。
※このサイトの全ての出力サンプルはサポート材を簡易撤去しただけのもので、表面に一切の磨き加工を施しておりません。

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