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パーツをまとめて入稿するなら

Important points for single data with multiple objects

 

「安くしたい」「でもキレイに出したいよね」 複数パーツを1ファイルにまとめて入稿するための これだけは守っておきたい4か条

確かに3Dプリントはお安くありません。
せめて複数パーツを1ファイルにまとめて節約、というお気持ちはよ〜くわかります。

しかし!
とかく世間は表裏一体、いいこともあれば悪いこともあるもの。
料金を優先するあまり、何も考えずにパーツを詰め込んでしまうと、出力品質を大きく損なってしまうことも…。

光造形式立体出力のクオリティは出力角度に大きく左右される

複数パーツの詰め合わせファイルをご入稿いただいた場合、デジモデではそれぞれのパーツを最適な配置角に調整することができません。
単一パーツでご入稿のデータに関しては、最適な角度に調整の上出力しておりますが、
詰め合わせファイルについては、お客様が配置した状態そのままで出力せざるを得ないのです。
つまり、良質の出力物をお安く手にしていただくには、配置角に対するお客様のご理解が必要なのです。
そこで簡単ではありますが、ひとつ配置の例をご案内いたします。

 

お題:「フィギュアに持たせるオリジナル銃」
Envisiontec ULTRAは中~大型のものを安く滑らかに出力する目的で作られた出力機です。
どちらかといえば微小オブジェクトの出力は得意ではありませんが、あえて小さなものをお題にしてみました。

<準備する>
魂の赴くままにポンチ絵を描く!※1

.70口径 ハンドキャノン『Courage Test』(度胸試し)
フォアグリップの最大幅7mm、全長80mm程度のハンドキャノン的な架空アイテム。
1/7サイズといったところでしょうか。

イメージが固まったら、分割と配置を考える。
配置を決める際のお約束は以下のとおりです。

①サポートがつく面にはディティールを施さない

基本中の基本です。どうせまともに出力されませんから。
サポートベースから剥がした出力物

②サポートがつく面はなるべく平面や単純曲面など、磨きやすい形状に

複製を考えればいずれにしても分割は必要。「分割面=サポート面」と割り切ってシンプルな形状にしましょう。

①こんな形状を作ったとしたら ②このように分割して ③このように配置すれば、サポート落としも簡単!

③オブジェクトの最下部を薄くしたり尖らせたりしない

最下断面があまりに狭いと、その上の積層が不安定になり、造形不良の原因となります。
尖った部分は上になるように配置しましょう。

こんなサポーティングは造形不良の元です。

④積層断面を大きくしすぎない

断面が広すぎると、形状によっては側面の造形不良の原因となります。
オブジェクトを少し傾けて断面積を減らすのがコツです。

断面図を照射する プロジェクター 断面図が投影されるスクリーン 造形物を乗せて50μmずつ 樹脂槽へ沈んでいくプレート
造形面とスクリーンの間に作られた50μmの隙間に樹脂を流し、それを感光させることで一層分の造形を行います。正確な隙間の確保と樹脂流入プロセスを実現するため、プレートは圧力をモニタリングしながら上下します。
造形面とスクリーンとの間には負圧と加圧が交互にかかりますから、過大な圧力で造形(特に積層の側面)に悪影響が出ないよう、大きすぎる断面が生じる場合は出力物を少し傾けて、断面積を減らすようにしましょう。 

少し傾けると断面積が小さくなります

 

Perfactory出力をご利用になる場合は特にご注意を!

Perfactoryは吊り下げ式の造型機ですので、大面積にかかる圧力に負け、落下するなどの造形不良が起こる場合があります。


<モデリングする>
上記のお約束を踏まえた上で分割を考慮してモデリングしたのがこちら。

モデリングイメージ

この時点で注意することは、

●基本的に1mm以下のディティールは作らない

●磨きやすいサポート面を確保する

●組み用の凹凸はサイズ差を大きめにする

などです。
モニター上ではサイズ感が希薄になって、ついついコンマミリ単位のモデリングをしがちですので気をつけましょう。※2
今回はサンプル事例ですので、一部に極小ディティールを含めています。
出力結果にどの程度反映されるか、参考にしてみてください。

<配置する>

各パーツを出力用に配置します。
出力機の構造上、高さ方向にオブジェクトを重ねられません。
パーツ間の距離を上から見て必ず6mm以上保ちつつ※3、サポートの立ちを想像しながら並べていきます。

*サポート面にしたい方向のオブジェクトの端部を同一平面上に揃えて配置してください。
*1ファイルに収められるパーツ数は10パーツを上限とします。

直立させるとこういった部分にサポートが立ってしまいますが傾斜のおかげで小さな面が徐々に張り出して造形されますし 全体の重量バランスに影響がない位置と大きさなので サポートは不要になります。

<出力する>
ULTRAで出力されたものがこちら。
積層や細部再現性の限界など、上のシェーディング図と比べてご確認ください。

幅0.35mm、深さ0.25mmの溝。 微細部分の再現性はこの程度です。

<後加工する>


サポートは手で簡単にはずせます。無駄なサポートが付かないよう配置しましたので後処理も最低限で済みます。
今回は最小限のサポート跡と出力物のちいささが幸いしまして、全パーツを3分足らずで処理できました。
使用ツールはペーパーポイントスパイラルホイールです。

★Perfactory×織部用サポート材除去についてはこちら

あとは塗装、もしくは型取りをするだけです。

複数パーツを1ファイルに詰め込んだ出力、
それが小さなメカ形状のものでも正しい配置を行えば酷い結果にはなりません。

最適な配置角をお尋ねのお客様にはその都度対応させていただいておりますので、ご遠慮なくお申し付けください。
もちろん、1パーツ1ファイルでのご入稿に対しましてはこちらで最適角度への調整をさせていただきます。

ご自身で配置された配置角に起因する出力不良につきましては、保証いたしかねますのであらかじめご了承ください。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

※1 いきなりCAD上でデザインするのもアリですが、まずは「分割や配置の計画に慣れてから」をおすすめします。
※2 どうしてもミリ単位の造形がしたいんだ!という方は超微細出力が得意なPerfactry出力をお選びください。
※3 十分な隙間がないとサポート柱が立てられない場合があります。手作業でサポーティングする際も目視が困難になりますので、ある程度のクリアランスは必要です。

 

ご注文はこちら

‹ サポート材の除去や後加工


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