What is Molding?
材料を置き換えて
市販製品並みのクオリティに

お預かりしたマスター原型から作った型に液状樹脂を流し込み、原型に忠実な複製品をつくる工法です。
弊社では、形状自由度の高いシリコーン型と工業用の特殊材料を使用する真空注型方式または、低圧インジェクション方式を採用しています。

当サービスは量産用途ではなく、材料を置き換えることで市販製品の品質を目指していただくためのものです。
3Dプリントしたものは、どれほどきれいに仕上げても耐久性や質感などの点で一般に実使用には不向きですが、特殊な材料で注型することによってあなたの作品に市販製品さながらの手触りをもたせることができます。

弊社では、実際にメーカーが量産前に製作する工業試作品と同じ材料・設備を使いますので、感触はまさに市販品レベル。
お客様にも原型を念入りに仕上げていただく必要がありますが、作品が格段にクオリティアップするこの材料に挑戦してみませんか?

注型作業の大まかな流れ

①型の製作準備

STEP1

形状や使用樹脂などの条件を考慮してシリコーン型を分割する位置を決め、ゲート(樹脂の通り道)や気泡の逃がしなどを製作します。

②原型を型枠に固定

STEP2

マスター原型を型枠に固定します。
原型は3Dプリンターの出力品に限らず、吸水性のない材料や耐水処理が施されたものであれば樹脂、金属、木など、幅広く対応しています。

③シリコーン型の製作

STEP3

真空下で攪拌脱泡したシリコーンを型枠に流し込み、恒温槽で加熱しながら硬化させます。

④マスター原型の取り外し

STEP4

型枠からシリコーン型を外し、分割線が目立たないように型を割ってマスター原型を取り外します。

⑤樹脂の流し込み

STEP5

真空下で樹脂を脱泡・混合し、シリコーン型に流し込みます。
真空槽の空気を抜いたり戻したり、複数のゲートから圧入することで型の隅々まで樹脂を押し込みます。

⑥注型品の完成

STEP6

シリコーン型を恒温槽に移して樹脂を硬化させ、注型品を取り出します。
十分に硬化・乾燥させればできあがりです。

※実際には各工程にここでご紹介できない非常に多くのノウハウがあり、射出成形品にも劣らないクオリティで注型することができます。
ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。