目標とする注型品の質感にあわせて
表面を仕上げましょう。
表面を仕上げましょう。
弊社の注型サービスはマスター原型の表面状態を忠実に再現します。丁寧な表面仕上げはより良い注型品を手にしていただくための大切な条件です。
表面仕上げ各段階ごとの拡大写真をご参考ください。
①未処理状態
表面に微細な凹凸があるため、形状によっては型を作る際にシリコーンが喰いついてしまう場合があります。無理に注型しても美しい表面は得られません。
②サンドペーパーをかけた状態
#1000までペーパーをかけた状態です。
見た目も触った感じも滑らかですが、拡大してみると思ったより傷があります。注型するとマットな質感になります。
③スパイラルホイールをかけた状態
ペーパーがけの後、さらにスパイラルホイールの#3000をかけた状態です。
ツヤが出て吸い付くような感触になります。注型品にもツヤが出てきます。
④コンパウンドをかけた状態
微細な傷もほとんど確認できず、鏡のような仕上がりになります。
特にクリア樹脂を使う場合はこのレベルまで仕上げたいものです。
他にサーフェイサーやクリア塗料を吹く仕上げ方法もありますが、いずれにせよ下地の処理は重要です。
下地が美しくなければコート剤を吹いても整面効果は低くなります。
また、磨きムラは注型するとそのまま質感のムラになります。均一な仕上げを心がけましょう。
奥まって磨けないところ、エアブラシが入らないところは、クリアの筆塗りで対処してください。
マット注型:サーフェイサー、マットクリア、サンドペーパー仕上げ
グロス注型:クリア、スパイラルホイール(#3000以上)、コンパウンド仕上げ
※エラストマーBH用の原型は、マットに仕上げる方が注型品の肌理が美しく仕上がります。